「もったいない」を力に! 日野市発・食品ロスを減らす小さな一歩

イオン前で、ロータリー奉仕デーのチラシ配りをお配りしました。

フードパントリーの取り組みで、お買い物にいらした皆様に食品ロス対策と困窮家庭への支援を呼びかけました。

目次

1:気づかぬうちに捨てていませんか?

冷蔵庫の奥で眠っていた野菜や、いつの間にか期限が切れていたお惣菜…。

 「もったいない」と思いながらも、私たちの暮らしの中では、まだ食べられる食品が毎日のように廃棄されています。

日本では、年間523万トンもの「食品ロス(※)」が発生しており、そのうち約44%が家庭から出ていると報告されています。つまり、私たち一人ひとりの意識と行動で、この問題は確実に改善できるのです。

2:食べられるのに、届かない。支援の現場から見えること

日野市内でも、子ども食堂や生活支援の現場では「食材の確保」が日々の課題となっています。
一方で、まだ食べられるのに捨てられる食品が大量にある現実。

この矛盾をつなぐのが、「フードドライブ」や「フードシェア」といった取り組みです。

たとえば、ご家庭で余った未開封の食品を集め、必要とする団体や個人に届ける。それだけで、食の不均衡を少しずつ解消する力になります。

3:日野市で進む「食の循環」づくり

日野市では、食品ロスの削減と地域内での「食の循環」を促進するため、官民が連携したさまざまな活動が行われています。

たとえば、市民が家庭で余らせてしまった未開封食品を持ち寄る「フードドライブ」は、社会福祉協議会などの協力のもと、公共施設を中心に定期的に実施されています。近年では、より身近な場所で参加しやすくするため、スーパーマーケットなどへの常設型の回収ボックスの設置も検討が進んでいるようです。

また、地元農家で収穫された食材を市内で活用し、子ども食堂や福祉団体などへ届けるといった、地域内で食を循環させる仕組みも広がりを見せています。この取り組みにより、食品の有効活用にとどまらず、地域のつながりや支え合いの輪が広がっています。

食品ロスの多くは家庭から出ていることから、日野市では買いすぎを防ぐ工夫や、保存・調理のテクニックを紹介する情報発信にも力を入れています。たとえば、「日野市くらしのガイド」では、冷蔵保存のコツや使い切りレシピなどが掲載されており、日常生活の中で実践しやすい内容となっています。

小さな行動の積み重ねが、持続可能なまちづくりにつながる第一歩です。

4:小さな行動が、大きなまちの力になる

「私ひとりが気をつけても意味がない」と感じる方もいるかもしれません。
でも、一つの家庭で始まった工夫が、近所、地域、そしてまち全体へと広がっていく
そんな市民発の変化こそが、日野市の未来を支える力になります。

今日からできることはたくさんあります。
● 食材を買う前に冷蔵庫をチェックする
● 消費期限に合わせた献立を立てる
● 「買いすぎない」「作りすぎない」意識を持つ

日野市を「食べ物を大切にするまち」にしていくために、あなたも小さな一歩を踏み出してみませんか?

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